性病に感染するのは性行為だけではない

おもに性行為によってパートナーから感染するのが、性病または性感染症とよばれる病気です。これにはさまざまな種類があり、世界的規模で拡散するエイズなどはその代表例ですが、他にももう少し卑近な例としては、カンジダ症、性器ヘルペス、トリコモナス症など、真菌やウイルスをはじめとしたある種の病原体が引き起こしているものが数多くみられます。
しかし、こうした性病・性感染症に感染する経路がすべて性行為だけとはいいきれません。例えば、ジフルカンという抗真菌薬が適応症としているカンジダ症は、カンジダという真菌の感染によって起きるもので、外陰部にかゆみを生じたり、女性の場合にはおりものの量が増えたりします。
性行為による粘膜どうしの接触で感染しやすいのはもちろんですが、このカンジダという真菌は、もともと人間の体内に住んでいるといわれており、成人女性の1割程度は実は保菌者ですので、体調を崩して免疫機能が低下するなどしたときに、自己感染したという可能性もあります。
カンジダがどのような経路で感染したかにかかわらず、症状としては同様ですので、ジフルカンなどの真菌の増殖を抑制する作用がある医薬品を適切に使用して、こうした症状を改善していく必要があります。
人によってはこのカンジダに感染したとしても、それほど大きな症状が出ないので放置してしまう場合もあるのですが、これが不妊などの直接的な原因になることはないものの、知らずに他の感染症も引き起こしやすくなりますので、やはり早めに対処するのがよいといえるでしょう。
ジフルカンは法的には処方箋医薬品とよばれるものに属していますので、通常は産婦人科などの専門医の診察を受けて、処方してもらうことになります。